アイアント - ポケモン対戦考察まとめWiki|第五世代(ブラック・ホワイト&ブラック2・ホワイト2)

アイアント [編集]

No.632 タイプ:むし/はがね
特性:むしのしらせ(HPが1/3以下のときに虫タイプの技の威力が1.5倍になる)
    はりきり(攻撃が1.5倍になるが物理技の命中率が0.8倍になる)
夢特性:なまけ(2ターンに1度しか行動できない)
体重:33.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速虫HP攻撃防御特攻特防素早
アイアント581091124848109
(はりきり)173
ストライク70110805580105
ペンドラー60100895569112

ばつぐん(4倍)ほのお
ばつぐん(2倍)---
ふつう(1倍)みず/でんき/かくとう/じめん/ひこう/いわ
いまひとつ(1/2)ノーマル/こおり/エスパー/むし/ゴースト/ドラゴン/あく/はがね
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなしどく

同タイプでは珍しい速攻アタッカー。
ストーンエッジやハサミギロチンを覚えられるのも他の虫+鋼との大きな違い。

鋼タイプ最速の109族。ゴウカザルやテラキオンをギリギリ追い抜ける。めざ炎ラティと同速。
よって、基本的に最速確定

物理相手には耐性の多さも相まって後出しからでも戦えるが、特殊耐久は脆弱。
弱点である炎はもちろん等倍でも致命傷となる。
・・・悲しい事にラティの眼鏡流星位高火力だと半減でも即死級の致命傷になる。

特性の関係上安定感こそ無いが、基本的にはりきりでのアタッカーとしての運用が一般的。
むしのしらせは他に数多く、完全劣化でこそ無いが生かせる場面が限定的。
命中率が怖くてはりきりが使えないというのなら、他のポケモンを選択したほうが無難。
なまけの選択肢が増えた事によってPT構築で警戒させれば爪を研ぐチャンスが狙いやすくなった。
また、なまけを利用した自体の戦術もかなり優秀で全抜きを狙える可能性を持つためそちらもかなり有用。
物理受け型はアイアント/ノート



技候補 [編集]

※ダメージ計算はいずれもはりきり+補正無しA252振り前提。

物理技威力命中(張切)タイプ追加効果備考
アイアンヘッド80(120)100(80)怯み30%主力技。弱点はあまり突けないが、怯みでゴリ押しできることも。
珠でH252振りバンギラスを確1。
シザークロス80(120)100(80)-主力技。素の威力はアイアンヘッドと同じ。
ストーンエッジ10080(64)急所率+1炎&飛行対策。炎に対しては先制で撃てる素早さがあるが命中難。
珠でH6振りウインディ・ギャラドス・ボーマンダが威嚇込みでも全て乱1。
いわなだれ7590(72)怯み30%エッジよりも命中は高いが威力は落ちる。一応ひるみ狙いも。
かみくだく80100(80)防御↓20%ゴースト対策。珠でH252振りシャンデラ・ブルンゲルが確1。
しかし速いゴーストは抜けず、鈍足のゴーストは硬く、鬼火も怖いので、
無理して相手をする必要はないかも。
だましうち60-必中かみくだくより威力は落ちるが、必中効果あり。珠でH6振りシャンデラが乱1。
つばめがえし60-飛行必中必中効果あり。ゴウカザル、キノガッサ、ビリジオン、ヘラクロス等に。
珠でH6振りゴウカザルを確1。H252振りビリジオンは持ち物無しで確1。
かみなりのキバ6595(76)電気麻痺10%
怯み10%
ドククラゲ、エンペルト、エアームド、ギャラドス等に。
爪とぎ1回でH252振りドククラゲを確1。珠ならエンペルトも同条件で確1。
ばかぢから120100(80)格闘攻撃・防御↓鋼への打点。珠があればHヒードラン、Hナットレイが確1。
ハサミギロチン-30一撃必殺どうしようもない相手に。命中低下の影響を受けない。
がむしゃら-100(80)-メリットは無いが命中は下がる。死に際の最後っ屁として。
変化技命中タイプ備考
でんじは100電気交代読みに。アイアンヘッドと合わせてまひるみも。
みがわり-状態異常の回避がメイン。攻撃範囲に難があるので居座りには向かない。
つめとぎ-はりきりと相性が良い。積むタイミングが難しいが、1積みでエッジの命中率が85%に。
こうそくいどう-元々素早いので、単体ではあまり必要無い。バトンタッチとセットで。
バトンタッチ-上記3つの積み技を引き継げる。
なかまづくり100相手をなまけにして起点を作れる。マジックコートやマジックミラーに注意。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:はりきり(推奨)/むしのしらせ
性格:ようき
努力値:攻撃252 素早さ252/HP252 素早さ252
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/ラムのみ/各種ジュエル/オボンのみ(HPに振る場合)
選択攻撃技:アイアンヘッド/シザークロス/いわなだれorストーンエッジ/つばめがえし/ハサミギロチン/だましうちorかみくだく/ばかぢから
選択補助技:つめとぎ/みがわり/でんじは

なかなかの素早さと特性はりきりで先制で大ダメージを与えるのが基本。
タイプ一致の技がどちらも範囲は狭く、馬鹿力などと威力が変わらないため、これといった確定技はない。むしろサブの岩技が確定技のレベル。
それぞれメリットとデメリットがあるので使い分けよう。
積み技として相性のいい爪とぎを持つ。1積み@球エッジでH振りハッサムが乱1の威力になる。

つばめがえしやだましうちは範囲的には2倍でも等倍アイアンヘッドと同じ威力だが、
はりきりによるデメリットがなくなるので打ち漏らしの処理にあると安定感が増す。

耐性は優秀だが特殊耐久がかなりもろいので特殊ATに先手を取られると何もできずに落ちることも。
耐久無振りだと臆病スターミーの道具なしドロポンで確定一発。
脆弱とはいえ、サイコキネシスくらいは耐えるので自分より遅いエスパー相手には後出し可能。
物理耐久は弱点の少なさも相まって一撃で落ちることは少ないので襷を持たせるか悩みどころ。
無補正チャーレムの飛び膝ぐらいから乱数、ラムパルドのもろはで確一
マンムーの地震+つぶてやルカリオのインファイト+神速は確定で耐える。

はりきり無補正A252で計算、等倍ならアイアンとシザクロは威力同じ
持ち物なし
アイアンヘッドで無振りコジョンド高乱1、無振りガブリアス確2
ストーンエッジでHP振りキュウコン確1
かみくだくでB特化ブルンゲル確2

アイアンヘッドでHP振りバンギラス確1
つばめがえしで無振りゴウカザル確1
ストーンエッジで無振りボーマンダ、ギャラドスが威嚇込みで中乱1
鉢巻きorつめとぎ
アイアンヘッドで無振りオノノクス高乱1
ストーンエッジでB特化サンダー中乱1
かみくだくでB特化輝石サマヨール確2

火力と範囲がヘラクロスに割と近いことを覚えておくと、勝てる相手が分かりやすいかもしれない。
威力だけで言うと、はりきりシザークロス=メガホーン、はりきりばかぢから=一致インファイト。種族値の差でヘラクロスが若干勝る。
爪とぎを積んだ時の火力は根性ヘラクロスを参考に。サブウェポンの岩・悪技の火力はアイアントが勝る。

ストーンエッジと岩雪崩の威力差について>
はりきりでの命中はそれぞれ64%と72%。
H振りウルガモスの場合どちらも確1。ヨロギ持たれると雪崩が確2だがエッジなら確1
サンダーは無振りの場合雪崩で確2、エッジで確1。B特化の場合雪崩が高乱数2、エッジは確2 

不要な技

  • なかまづくり
    命中ダウン技であると同時に、根性やポイズンヒールなどの強力な特性を消すことができる
    命中ダウンによる後続サポートをアイアントでやる必要性がない
    対物理限定デメリット付き「フラッシュ」に過ぎず、汎用性が著しく低い

有用性に疑問がある技

  • バトンタッチ
    つめとぎバトンが出来る中では、バトンせずともつめとぎを十分活かせる点で優秀
    ばかぢからを習得したため、後続に繋がずとも自身で殴ればいい状況が増えた
    後続が特殊アタッカーや耐久型でも命中上昇を活かせることが多く、後続をあまり選ばない(代わりに恩恵が小さめ)

候補にHS振りを追加しました

  • 長所
    高い防御、多くの耐性を活かして後出しをしやすく、相手を流しやすくなる
    流した際に使いやすい積み技やギロチンなどを持つ
    はりきりのおかげでA無振りでも特化124族相当と十分に高い
  • 短所
    不一致地震程度ならば無振りでもほぼ確3なので、有効打が無い相手に出すならばH振りは不要
    一部のタイプ一致等倍技はHに振っても2発耐えられないので、確1で倒せる相手やサブウェポン読みでしか出せない
    Hに振っても炎技やラティの流星群2耐えなどは不可能
    メインウェポンの威力が低いため、弱点を突けないと火力不足

例1 はりきり つめとぎ/バトン/シザクロ/ギロチン@オボン
H252B4振りオボンならばA特化バンギのストーンエッジを最高ダメを2連続で引かない限り耐えるなどかなりの固さ
物理アタッカーに後出しすれば、持ち前の耐性、素早さもあり大抵2手動くことが可能
ただし炎技持ちは当然無理だし、格闘は高威力技が多くサブウェポン読みなどしないと危険
攻撃を耐えるか相手を流すかしながら、ギロチン×2、爪とぎ→攻撃、爪とぎバトンなどをしていける
はりきりの必要が無くなるが鉄壁バトンなども素早さを活かせて良いかもしれない

例2 シザクロ/エッジ/だましうち/ギロチン@スカーフ
低火力物理や低耐久エスパーなどを流しながら、ギロチンを連打する。Hに振ることでギロチンの試行回数を増やす
攻撃したい相手はアイアントを先手で落とせると思って居座ってくる高速低耐久ポケが主なので
Aに振らないことによる火力不足はそこまで気にならなかった(弱点を突ければ大抵の高速ポケは一撃)

例3
はりきり つめとぎ/バトン/シザークロス/ストーンエッジ@タスキで主に先発で使っている
とんぼやボルチェンでタスキを潰された上で確1にできない相手を出された時や、防御特化してそうなポケモンを後出しされた時にバトンで繋ぐことが多い。例えば防御特化スイクンは爪とぎを積んでいてもシザクロで低乱数2なので後出しからのねっとう2発でほぼ負けてしまう
ばかぢからは苦手なタイプが虫とかなり被ってるので(飛霊毒)、「ばかぢからがあれば」と後悔した相手はそう多くなかった。主な後悔相手はヒードラン

例4
BW2の教え技でがむしゃらを習得したため、ようきAS むしのしらせ@きあいのタスキ、シザークロス・ばかぢから・ストーンエッジ・がむしゃらという構成で使ってみたが中々良い。
はりきりとは違って命中率が下がらず、きあいのタスキ+がむしゃら、きあいのタスキ+むしのしらせによって、はりきりにはない安定感がある。
この構成だと、ばかぢからで突破→がむしゃらという撃ち方だとステータスダウンが気にならないのが利点。でんじはやハサミギロチンはあまり必要性を感じなかった。

なかまづくりコンボ型 [編集]

特性:なまけ
性格:ようき/せっかち
努力値:素早さ252 HP252or攻撃252
持ち物:だっしゅつボタン/こだわりスカーフ
確定技:なかまづくり
選択技:かみくだく/アイアンヘッド/ストーンエッジ/ハサミギロチン/でんじは/シザークロス/ギガインパクト

後続にはありじごくを持つダグトリオ、かげふみのゴチルゼルが最有力候補。
特性のなまけで相手をなかまづくりした後に速やかにダグトリオ、ゴチルゼルに交換することができれば、守る→積み技で好き放題できる。
それ以外にもカイリュー/キノガッサ/パルシェン/ボルトロス/ウルガモス/バシャーモなどの強力な積みポケとの相性がいい。

この型自体は見破られれば終わり(自分もなまけなため)であるが、元からはりきり爪とぎという強力なコンボがあるために、相手にとっては速やかに倒したいという裏択を強いることができるのが強みである。
例えばニョロウインディマンムーガブなどと対面したら、相手は大体つっこんでくるのでコンボ成功。
ともかくなまけにしたターンに後続に繋げられなければ相手は交換するだけなので注意。

はりきり爪とぎとの共通弱点は

  • 竜の舞 ロックカット トリル 
  • 状態異常 
  • ボルトチェンジ(脱出ボタンなら問題なし)
  • 砂ガブの身代わり  などなど

また、特性ふゆうを消せるため後続のダグトリオ、ゴチルゼルで捕縛できる点にも注目。たとえばロトムが不用意に10万ドロポンを打ったらそれだけでコンボ成功。ただしありじごく、かげふみはボルトチェンジなどの自ら交換する技で交換されてしまうことに注意

<こだわりスカーフ>
ラティをはじめs110以上も役割対象に入る。スカーフガブリアス等に対しても使う事が出来る。
なかまづくりを撃った後にそのまま落ちてくれないとコンボが成立しないので耐久は落としておく事。

<だっしゅつボタン>
先手をとられると終わるが、小回りがきく。
耐久にも振れるので、後続が倒れた場合も攻撃技やギロチンによるワンチャンが残る。
相手が低火力で半端に耐えてしまった場合もコンボ成功。
タイプ相性とだっしゅつボタンの仕様上とんぼがえりに強いが(相手の交代なしで自分のみ交代となる)、
耐久無振りだと特殊技のボルトチェンジでは1確されて取り逃す場合あり。

対アイアント [編集]

  • 注意すべき点
    鋼タイプとしては珍しい速攻アタッカー
    炎が弱点だが、「ストーンエッジ」を覚えるので炎タイプをぶつけるのは少々危険。特性は「はりきり」が多い。
    「なまけ+なかまづくり」による後続サポートが可能となった、こちらは従来と異なり受けに回って成立させるメタ戦術。
    「一撃で倒すつもりが先に怠けを移された」となると分が悪い。
  • 対策方法
    防御はそれなりだが特殊耐久が非常に低いので特殊技で攻めれば簡単に落ちる
    技の範囲は狭く鋼タイプにはギロチン位しか通る技がない。安全に行くならハガネールか。
    BW2でばかぢからを獲得したため鋼で止まらなくなったので注意したほうがいい。

    「なまけ+なかまづくり」を警戒するならボルトチェンジが便利。
    スカーフ型相手なら後手ボルチェンで交代でき、脱出ボタン型相手でも特殊火力で一撃必殺すればボタン不発で交代可能。
    控え目HC振り水ロトムの眼鏡ボルトチェンジで無振りアイアントを確定1。
    相手が張り切り型で、A無補正全振り+張り切り+鉢巻のシザークロスを受けても、H振りロトムは一発耐える。

覚える技 [編集]

レベルアップ [編集]

BW威力命中タイプ分類PP
1すなかけ-100じめん変化15
1はさむ55100ノーマル物理30
6れんぞくぎり2095むし物理20
11かみつく60100あく物理25
16こうそくいどう--エスパー変化30
21メタルクロー5095はがね物理35
26むしくい60100むし物理20
31かみくだく80100あく物理15
36アイアンヘッド80100はがね物理15
41あなをほる80100じめん物理10
46なかまづくり-100ノーマル変化15
51シザークロス80100むし物理15
56てっぺき--はがね変化15
61ハサミギロチン-30ノーマル物理5
66きんぞくおん-85はがね変化40

技マシン [編集]

マシン威力命中タイプ分類PP
技01つめとぎ--あく変化15
技06どくどく-90どく変化10
技10めざめるパワー-100ノーマル特殊15
技17まもる--ノーマル変化10
技21やつあたり-100ノーマル物理20
技27おんがえし-100ノーマル物理20
技28あなをほる80100じめん物理10
技32かげぶんしん--ノーマル変化15
技37すなあらし--いわ変化10
技39がんせきふうじ5080いわ物理10
技40つばめがえし60-ひこう物理20
技42からげんき70100ノーマル物理20
技44ねむる--エスパー変化10
技45メロメロ-100ノーマル変化15
技48りんしょう60100ノーマル特殊15
技53エナジーボール80100くさ特殊10
技65シャドークロー70100ゴースト物理15
技67かたきうち70100ノーマル物理5
技68ギガインパクト15090ノーマル物理5
技69ロックカット--いわ変化20
技71ストーンエッジ10080いわ物理5
技73でんじは-100でんき変化20
技76むしのていこう30100むし特殊20
技80いわなだれ7590いわ物理10
技81シザークロス80100むし物理15
技87いばる-90ノーマル変化15
技90みがわり--ノーマル変化10
技91ラスターカノン80100はがね特殊10
技94いわくだき40100かくとう物理15
秘01いあいぎり5095ノーマル物理30
秘04かいりき80100ノーマル物理15

タマゴ技 [編集]

威力命中タイプ分類PP
いやなおと-85ノーマル変化40
こらえる--ノーマル変化10
ロッククライム9085ノーマル物理20
バトンタッチ--ノーマル変化40
かみなりのキバ6595でんき物理15
だましうち60-あく物理20

教え技 [編集]

BW2威力命中タイプ分類PP備考
むしくい60100むし物理20Lv
アイアンヘッド80100はがね物理15Lv
てっぺき--はがね変化15Lv
ばかぢから120100かくとう物理5
いびき40100ノーマル特殊15
がむしゃら-100ノーマル物理5
ねごと--ノーマル変化10技88

遺伝 [編集]

タマゴグループ
孵化歩数5120歩(※特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」で2560歩)
性別♂:♀=1:1

遺伝経路 [編集]

いやなおとグライガー(L31)/バチュル(L7)/フシデ(L8)など
こらえるカブルモ(L8)/クルミル(L29)など
ロッククライムペンドラー(L50)
バトンタッチペンドラー(L30)/レディアン(L24)/グライガー(卵)/テッカニン(L45)など
かみなりのキバグライオン(L1)/ドラピオン(L1)
だましうちイシズマイ(L13)/グライガー(L23)/ツチニン(卵)など